ドキュメント「北の配達員」2017 vol.31

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この木鉢すごくない?丸太くり抜いて作ってるんだぜ?
もはや平成にはないその気力と体力。

今年は中々春だというのに気温が上がっていかなくてさ。
だけどね、なんかこう、ざわついてる。
冬はね、基本、無音だよね。というより物音を聴く余裕すらないっていうか。
開いていかないというか。
もう雪がね、音を吸着する消しゴムみたいになってるよね。

春はね、やっぱり音がしだしますよ。
でも実際、鳥の声なんかも聞こえ出すし、どこかで水が流れている音とか。
溶けてる音とかさ、音というよりも気配みたいなものかも。
ぎゅーってすぼめた身体をフッって力を抜いたときに漏れる音みたいな。

今、平沢はそんな音で満ちてます。

そして、それを聴く余裕が春にはあるよね。いいわ、春。
いつもはもう冬が終わっちゃうな?って名残惜しい感じもあるんだけど、
今年はとっとと春になんねぇかなってずっと思ってました。

冬、おつかれさまでした。

で、春つーたら、みその仕込みなんだわ。
配達員、副業で(笑)みそ作っててさ。これが大体この時期。

昨日思ったのは、実はみそって水が結構重要なんじゃないかってこと。
大きさが倍以上になるくらい水に浸けるからね。
その点我が家は蛇口から湧き水が出るからね。これはもうそそるべ?
え?ウソ!そそんない?
そういう奴はとうふの角をかじりながらのれんに腕押しでもしてろ!(意味不明)

で、この水に、自家製無農薬有機大豆を使って、麹はね富良野の麹屋さんから、
あと塩ね、海水っていったらやっぱ九州が有名だよね(笑)長崎の塩を使って、
今年も作りました。いたって普通の作り方で。

基本、みそってなまものなんだよ。どんどん際限なく発酵していっちゃう。
酢っぽくなっていく。その点でもここはいいんだよな。
寒いから急激に発酵が進まなくて作るのが簡単だし保存にも適してる。

ところで、スーパーで売ってる棚にあるみそって、
ケミカルにそれを止めてるみそモドキなんだよ。
もう菌が死んでるんだって。だから厳密には既に発酵食品ではないわけ。

で、俺、すごくみそ汁が好きで、
自分でみそを作り始めてから外食で何がもの足りなく感じるってみそ汁なんだわ。

旨味に深みがないんだよなぁ。。。(うるせーよ)

ま、そんなわけで、これが出来る頃には野菜の発送がはじまってます。
もう、秋なんて、あっちゅーまだよ。
還暦もたぶんあっちゅーまなんだろーな、こわい(笑)

今年はニンニクみそのニンニク抜きってのもやろうかな。
とにかくみそ汁を飲んでもらいたいから。
確かうどんか何かであるよね。うどん、麺ぬきみたいなやつ。それだ!

ドキュメント「北の配達員」2017 vol.30

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刺繍に取り憑かれた友達がホームページを作りました。
マカロニ/スズキクミコ

刺繍の細工はもちろん、グラフィックがなんだかとっても独特でちょいイル。
ちょいイル女子みなさまよろしくおねがいします。

それにしてもさ?、こう外はなんだかキラキラしててさ?、春だよね。これはもう。
なんでこう世の中がキラキラしてるのかなぁ?と考えてみたら、
俺ひょっとして恋をしてる?恋つーか、いやいやまてまて、アレだよ、
融けた雪、つまり水に光が反射して、光がやたら動くんだよね。
それがキラキラしてる原因だった。恋じゃなかった(笑)
なんだか多幸感バリバリの午後でタコ踊りでもしたい気分でしたよ。



ドキュメント「北の配達員」2017 vol.29

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今、日本で渦巻くこの騒動でやたらとキナ臭い妄想をする輩達が一掃されることを大いに望む!!うさんくさいことこの上ないキチガイ共が居なくなって

これが本当の「美しい国日本」(笑)

最近、世の中的にも友達の間でも北の国からが再びキテおりまして、なんとなく自分も気になりはじめひさしぶりに見てみた。

俺、麓郷を配達してるじゃん? じゃん?つーか、配達しているんすけど、だからほぼ全部何処で撮ったものかわかったぞ。えっへんぽこ!自慢げどころかこれは全然自慢だよ。

あっ、ここはあの枝道を登って行ったところの丘だ。東麓郷に帰るのにこの橋は通らないね、これはウソだ!ムラ何も聞いてないのに、俺、うるせー、うるせー(笑)

それにしてもよく出来てんだよね。十年ここに住んで改めて見てもあんまり不自然なところないもん。

五郎が人の借金被って困ってる時に、みんなが農協から少しづつ借りて、それを五郎に又貸するんだけど、そういう設定もいちいちリアルで。なんかこう、いちいち農協が出てくる感じ?こっちの人はコンドーム以外全部農協から買うからさ(ウソですよ?)。

違和感ないって言えば、絵の中で草太兄ちゃんがものすごいハマり方してる。北海道弁も上手いし、雑な感じとか、いかにも居そうなんだけど、個人的に言えば、実は北海道にはああいう人が一番居ないんじゃないかなぁって気はする。道産子って基本、内弁慶でシャイだからさ。ああいう底抜けに乾いた感じの人って実は居ないんだよね。もっと暗いしクセあるよ、俺を含め、特に富良野の人は(笑)

ちなみに草太兄ちゃんのボクシングの試合はガチだったんだって!岩城滉一はマジでボクシングやってる人で脚本なしのガチの試合だったらしい。

でもさ、家は燃えるし、借金被るし、子供は育てにゃならんし、住んでるところは電気もない水道もないあばら屋だし、普通に考えたら、おまえどうすんのよ?ってお話じゃん? 大丈夫か?って。

で、今回見たら、ちゃんと五郎さん弱音吐いてて(笑)

もう実際へとへとだよ!(あの口調で)

そりゃへとへとにもなるよ!昔見た時にはあまり気に留めてなかったけど、今回ちゃんとそういうところまで描かれていることに気付き、やっぱ先生すげーと思ったわ。伊達にハマーに乗ってない(笑)

で、今回そういう発見はあったんだけど、見てる途中からどうしてもあのバラックがシュタイナー学校にしか見えてこなくなってきたんだよな(笑)

俺が見た回は、五郎が出稼ぎで一ヶ月半家を空け、真冬に子供二人で生活するっていうおはなしだったんだけど、ムラとそれが可能かどうか真剣に考えてさ。
ちょっと無理あるかな?って思う部分もあるんだけど、あの二人だったら出来そうな気もするし。いずれにせよ、電気も水道もないあの場所であの季節に二人だけで暮らせたとしたらさ、それって子供にとってものすごい宝になるような気がするんだよね。そして少々スパルタだけど必要だとも思う。

野菜ってさ?(したり顔で)水をどんどんあげちゃうと、根が全然伸びてこないんだよ。やっぱりいいタイミングで水が切れる時期があればベストなんだよね。

俺、子供も居ないのに偉そうなこと言って誠に申し訳ないんだけど、子供も一緒じゃないかって気がするの。特に今の世の中なんでもかんでも溢れ返ってるから、最初からそこに浸さないであえて切っちゃうっていうか。そうすると凄く根、つまり五感が伸びるんじゃないかなぁ?でも都会だとそうはいかない。自分の子供だけゲームをさせない、スマホを持たせないとか無理でしょ? そこで、

気がつけば今 五郎の生き方(笑)

昼はさ、身体の全部を使って、自分の手で自分を生かす、そういう経験を積ますわけ。実際、真冬の麓郷なんつーたら、あーた、最高の舞台だよね。そこで感じる。僕は生きている。生かされている。

拝啓良仁くん 命とはつまりこの凍るような寒さの中でもそれに負けるどころか、これでもかと出る、おちんちんから出る湯気のことであり。

で、それだけじゃやっぱダメなわけ。食事はきちんとしっかりしたものを与える。オーガニック野菜はもちろん、ジビエの肉だったり、食品添加物を一切使っていない食事ね。

そして基礎教育これが大事。キチンと一流の家庭教師を招いてさ。のみならず、音楽、ネイティブの英語とかさ、それらをみっちり学習をする。そして必ず9時就寝。どうだ!ここまで書いた時点でもうみんな俺に子供を預けたくなってきてるはず(笑)富裕層ほど意識が高いからね。もう実際そういうのありそうじゃない?

だけど、昔も今もこれからも、そういう風に育ったエリートに僕らは支配されていると。なんだか、最終的にはそういう悲しいおはなし(笑)

北の国からでも春になると定番のシーンがあるよね。さだまさしのあのハミングで、おこじょが雪から顔を出したり、雪が割れてほとんど隠れていた小川が現れキラキラと輝いていたり。そんな春も確かにあるけれど。



拝啓良仁くん 農家さんが黒い融雪剤を畑に撒き始めるとこの平沢にも春がきたこと確定なわけで。

ドキュメント「北の配達員」2017 vol.26

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あれさ、前回かいたススキノ駅のやきとり屋ね。あれ串鳥じゃないからね(笑)

のっけからなにを言い出すんだと思うかもしれないけど、あれを書いた後、頭の中でこんな声が聞こえてきて。

兄ちゃん、まさか串鳥今までしらなかったのかな?(義弟の声で)

知ってる!つの。

そこはなんとも釘を刺したく候。

ところでこのナイチョロ亀井画伯の絵ですよね。俺、本気で買うか迷った一晩であっと言うまに売れちゃった。その手に渡った先が、実はなんとも某氏(かわなべくん)だったという(笑)ま、でも、どちらの手に渡っても確かに正解は正解だ(笑)

これがプリントされたTシャツという、それも書かれているのがデタラメ淡彩画だからな。あの妙な色使いとかよく再現できたよな、もう、どんだけ?!(トリプルルッツ)

まーそれにしても、ナイチョロさ?、あれはもう10年、もっと前かな?おでんの大根がもうミンチになっちゃうくらい箸を入れながらこう俺にこう言ったよね。

「Kちゃん、俺さ立派な筆使いのできる男になりたいんだよ、もちあっちの筆も。きししし」(言ってない)

いや?まさかここまで本気とは思ってなかった、あの時は正直。

禅の言葉で空からおちてくる雪のひとひらさえ、その落ちる場所は完璧に決まっているという意味のものがあるんだけど。

つまり何が言いたいのかと言うと、俺がこの牛の絵を23年前に書いた時点で、ナイチョロ亀井画伯に書かれることは決まっていたってことなんだよ。妙な気持ちになるよね。誰も想像してなかったよね。ちょっと映画っぽくない?まさに「ロマンティック伝説」(今でもデビュー前、かわなべくんにこんど出るやつなんて言うの?って聞いた時に、「ロマンティック伝説」って答えが返ってきた時の衝撃が忘れられない(笑))

ま、それはそうと、ここでいきなり今話題の(笑)平行宇宙という考えに基づけば。

平行宇宙って考え方があるんだよね。過去も未来も今この瞬間に全部あるっていう考え方。パソコンで作業している人は知ってると思うけどレイヤーってあるじゃん?たとえば10枚重ねているとして、作業しやすいように1枚だけ可視にしてあるとする。それが今この瞬間。たとえばひとつ前のレイヤーは1秒前、後ろは1秒後。時間はあくまでもみせかけで、俺たちはレイヤーを移動しているだけ。だけど、1秒前も1秒後もその不可視にしているレイヤーも今存在しているわけでしょ?それが今全部あるという意味。だから気楽に行こうぜ。今が延々あるだけで人生なんて存在してないんだ。そしてのみならず、そのレイヤーのセットが無限にある。パターンの違う。たとえば、俺が結局この絵を完成することができず石狩川で身を投げた時に漁師の亀井に救われたパターンだとか。

それがこの宇宙だ!つの。

たぶん俺はそういうことだと信じてるよ。そこでまたこの宇宙の大原則をここでひとつ。信じていることがその人にとっての真理になるわけ。だから俺と君の真理は違う。ということはさ、平行宇宙を信じている俺にとっては、フラれて泣きながら書いている俺は今ここに居るんだよ。
で、今存在しているからには何かしら伝わると思うんだ。たとえば、虫の知らせなんて、完全に時間の概念を越えた自分同士のコミュニケーションだと思うんだよね。だからね、言ってあげたいね。泣きながら書いている俺自身に。

今、おまえが書いているその絵はTシャツになって、後に23年後、なんと画家になったナイチョロ亀井がそのTシャツを描いて、それをあの某氏(かわなべくん)が買うから?。

全然説明しずれ?!つの。